梅雨も明けて、夏らしい気候に突入しました。
今年は、天候不順で、プールや海水浴場が軒並み不調だったようですが、いよいよ、これからですね。
アウトドア派は、お出かけの準備に忙しくなりそうですが、インドア派にもオオスメの夏の納涼スポットがあります。
ズバリ、水族館が、オススメです。
水に溢れた空間という事もありますが、最近の水族館では、展示だけでなく、体験型のイベントも増えて、遊べるスポットになっています。
炎天下の中で自然に触れ合うのも素晴らしいですが、落ち着いた照明の下で、優雅に泳ぐ巨大淡水魚を堪能するのも、また一興です。
淡水魚水族館としては、世界最大級の施設が、岐阜県にあります。
ユニークな展示や、今までの水族館に無いプログラムを展開するアクアトト岐阜について、調べてみました。
目次
アクアトト岐阜とは?
「アクア・トトぎふ」が施設名としては、正しい表記ですが、検索語でアクアトト岐阜が多いので、こちらで表記します。
アクアトト岐阜(正式名称・岐阜県世界淡水魚園水族館)は、岐阜県各務原市にある世界最大級の淡水魚専門の水族館です。
アクアは水、トトは幼児語の「魚(とと)」が由来です。
基本的には、岐阜県の長良川水系の生態を、水族館の中に再現し、展示しています。
さらに、日本国内に留まらず、インドシナ半島を国を跨いで縦断するメコン川や、アフリカ大陸のコンゴ川、南米のアマゾン川、アフリカ東部にあるタンガニーカ湖など、世界の淡水生物を一堂に集めて展示してあります。
最大4mにもなる、世界最大の淡水魚の一つ、ピラルクー。
古代から、生態を変えていないとされる生きた化石。 空気呼吸もできる肺魚で、たまに水面に口を出して息継ぎをします。 泳ぐ姿は、大迫力です。 毎朝、11:30に、フィーディングウオッチで、モンスターフィッシュ達が、大口を開けて、小魚を捕食する様子を見る事ができます。 |
また、淡水魚だけではなく、「水系の生態の展示」という意味で、長良川に住んでいたカワウソ(日本カワウソは絶滅したので、コソメカワウソ)、オオサンショウウオ、クサガメ等、川辺に住んでいる生物の展示もしています。
また、南米の川辺に住む世界最大のげっ歯類カピバラも飼っていて、ふれあい体験として、餌を与えるイベントに参加できます。
開館日には、毎日開催されているアシカの曲芸ショー。
長良川に生息している魚たち(ウグイ・オイカワ・カワムツ)に餌を与えるイベントもあります。(歯が鋭く無い魚ばかりなので、噛まれる心配はありません)
また、展示するだけでなく、活用する施設としても積極的に活動していて、閉館後の夜の水族館の見学イベント・館内で一晩を過ごすお泊りナイトツアー・水族館のフロアを丸ごと貸し切りで、パーティーやミニコンサートの会場として使えるスペースレンタルなど、他では無い体験ができます。
アクアトト岐阜の遊戯施設は? 見所は?
長良川生態系の館内再現
長良川の源流~河口まで、流域によって変化する生態系を、フロアで仕切って館内の水槽で再現しています。とても、意欲的な展示方法ですね。淡水魚だけでなく、流域の川辺の生物の展示も合わせて、行っています。
長良川源流
木曽三川・長良川の源流のひとつ、郡上市高鷲町、叺谷(かますだに)の滝や渓谷が再現されています。 ヤマトイワナ・アマゴ・クロサンショウウオ・サツキマス・銀毛アマゴ(サツキマス稚魚)・サワガニ・アズマヒキガエル等 |
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長良川上流~中流
長良川上流から中流の清流、郡上市・美濃市の河川環境を再現。 オオサンショウウオ・コソメカワウソ・アユ・オイカワ・サツキマス・アオダイショウ・カワネズミ等 |
長良川中流~河口
身近な水辺の生き物たちがすむ、長良川中流から河口を再現。 コイ・ギンブナ・ナマズ・ウナギ・ハリヨ・シロヒレタビラ等 岐阜県レッドデータブックに 記載された魚類も展示しています。 |
世界の淡水魚
淡水魚博士の探検小屋
博士たちがメコン川の環境調査を行っているという設定で、 日本と中国、東南アジアの淡水生物を展示しています。 イトウ・オヤニラミ・エンツユイ・オオアタマガメ |
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メコン川
未知の魚が泳ぐ、全長約4,400kmの大河 メコンオオナマズ・テッポウウオ・パーカーホー・イエローフィンバーブ・パールム・オニテナガエビ等 |
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コンゴ川
アフリカ大陸の中央部を流れるコンゴ川は、コンゴ盆地を蛇行しながら流れ、大西洋に注ぎます。全長は4,667km、流域面積370万kmを誇る大河です。 サカサナマズ・レッドジェルフィッシュ・ニシアフリカコガタワニ・タイガーフィッシュ・ジムナルカス・プロトプテルスアネクテンス等 |
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タンガニーカ湖
アフリカ大陸の東にあるタンガニーカ湖は、地殻変動によりできた大地溝帯に水が溜まって形成された湖。長さ650km、面積は岐阜県の約3倍。最も深いところは1,471mもあります。ここには約300種の魚類が生息しています。 キフォティラピア・フロントーサ、ロボキロテス・ラビアータス、トロフェウス・モーリー等 |
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アマゾン川
アンデス山脈に始まり、南米大陸の熱帯雨林を横切って 大西洋に注ぐアマゾン川。世界最大の流域面積を誇り、流量は世界の川の20%を占めています。 ピラルクー・レッドテールキャット・シルバーアロワナ、デンキウナギ、ピラニア、プラニセプス等 |
淡水の生態系に住む生物たち(ふれあい体験イベントあり)
アルダブラゾウガメ
ガラパゴスゾウガメと並ぶ世界最大級のリクガメです。かつてはインド洋西部の島々に分布していましたが、現在はアルダブラ諸島の一部にしか生息していません アクア・トトでは、コマチ、チョコ、デコ、マール、ナッツの5頭を飼育しています。⼟⽇祝⽇(冬季はお休み)の午後からのふれあい体験ではエサやりもできるので、 ⼤きなアルダブラゾウガメを間近で観察することができます。 |
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カピバラテラス
世界最大級のネズミであるカピバラは、アマゾン川流域にすみ、木の葉や水中の草などを食べて過ごします。カピバラとは現地の言葉で「草原の支配者」という意味です。カピバラは、タワシのような硬い体毛に覆われ、四肢の指の間には水かきがついています。天敵などから身を隠すために、水中に5分以上潜ることもあります。 毎日開催しているふれあい体験では、カピバラにエサをあげることができます。とぼけた顔とそのしぐさを見ているだけでも癒されてしまいます。カピバラは、極めて大人しい平和的な生き物なので、どこの飼育施設でも、大人気です。
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清流ふれあいプール
清流ふれあいプールには、カワムツやウグイ、オイカワなどの⻑良川に⽣息している⿂たちがたくさん泳いでいます。繁殖期には綺麗な婚姻⾊が現れるものもあり、季節による体の変化を観察することができます。 ふれあいプールの近くにはエサの販売機があり、いつでも購入することができます。 このプールの魚は、鋭い歯を持っていない種類だけですので、噛まれる心配はありません。 魚達は慣れているので、餌を持った手を近づけるだけて、寄ってきます。 ※餌のやりすぎを防ぐ為に、販売を中止する事があります。 |
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アシカステージ
人に慣れやすく、学習能力が高いことから、カリフォルニアアシカは水族館や動物園で人気があります。オスとメスの体格は⼤きく異なり、メスの体重はオスの1/3程度です。 芸を披露してくれるほか、ステージを飛び出して、観客のところまで挨拶にきてくれます。 また、輪投げチャレンジでは、観客も輪投げに参加する事ができます。 |
館内の施設紹介
トト・ラボ
生き物をモチーフにした知育玩具や、⽣き物に関する本、クイズコーナーが充実。水族館スタッフが駐在する時間には生き物とのふれあい体験や、生き物についての質問などができます。 |
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カフェ&レストラン「AROWANA GARDEN」
ヨーロッパのマルシェをイメージしたレストラン。食事はもちろん、スイーツなどのメニューも豊富に取り揃えています。 |
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特別企画展示スペース
特別展示を行うためのスペースです。常設展⽰だけでは表現しきれない⽣き物の不思議などについてスタッフ独⾃の視点で紹介します。 |
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ミュージアムショップ「Fish Tank」
淡水魚や水生生物をモチーフにしたオリジナルグッズをたくさんご用意しています。 |
アクアトト岐阜への交通アクセス
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所在地 〒501-6021 岐阜県各務原市川島笠田町1453
電話番号 0586-89-8200
車でのアクセス
駐車場
一般道
中央駐車場 | 東口駐車場 | 西口駐車場 | かさだ広場駐車場 | |
駐車台数 | 496台 | 200台 | 200台 | 200台 |
アクアトトまでの移動距離(徒歩) | 約2分 | 約12分 | 約17分 | – |
お子様連れ・荷物あり・ヒール等で来場する場合、2分で歩ける中央駐車場が便利です。
祝祭休日には、中央駐車場は、すぐに満車になりますので、余裕を持って早めの来場をお勧めします。
春から夏にかけての土日は、かなり混雑します。
アクアトト岐阜のあるエリアは、BBQ施設や水遊びスペース、河川環境楽園自然発見館、オアシスパークなど複数の施設が点在してますので、観光スポットとして混む場所です。
高速道路
川島ハイウェイオアシス (下り線) |
川島ハイウェイオアシス (上り線) |
川島PA (下り線) |
川島PA (上り線) |
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駐車台数 | 普通218台 大型23台 |
普通22台 大型4台 |
68台 | 68台 |
※川島PA(上り線)からは入場できません。川島ハイウェイオアシス(上り線)までおすすみください。
鉄道・バス
岐⾩バスの最寄のバス停は、「川島笠⽥」です。(下⾞後、徒歩15分)
土日祝・夏休み・正月の該当期間は「河川環境楽園」停まで乗り入れる便もあります。
料金・時刻表などの詳しい情報については、岐阜バスのホームページ をご覧ください。
その他のアクセス
JR「那加駅」・名鉄「新那加駅」「各務原市役所駅前」から「各務原ふれあいバス」をご利用いただけます。
また、最寄りの駅からタクシーをご利用いただくこともできます。各最寄りから、目安として約15分、2,000円程度です。
アクアトト岐阜の料金
開館時間・休館日
- 平日 9:30~17:00(最終入館は16:00)
- 土日祝日 9:30~18:00(最終入館は17:00)
年中無休
やむを得ず臨時休館する場合がありますので、公式ホームページなどを参照下さい。
河川環境楽園全体の休園日について
下記日程は、河川環境楽園全体がお休みになる関係上、水族館もお休みになります。
【2019年度 休館日】
4月8日(月)、6月10日(月)、7月8日(月)、12月9日(月)、1月14日(火)、2月10日(月)、3月9日(月)
入館料金
大人 | 中学校/高校生 | 小学校 | 幼児(3歳以上) | |
1回券 | 1,500円 | 1,100円 | 750円 | 370円 |
年間パスポート | 3,000円 | 2,200円 | 1,500円 | 740円 |
※当日に限り再入館が可能です。出口ゲートで再入館スタンプを押してもらってください。
※障がい者手帳(付添者1名を含む)をお持ちの方は、個人1回券及び年間パスポート(※ご本人様のみ)がそれぞれ半額となります。
※65歳以上で年齢を証明するものをお持ちの方は、個人1回券が1,350円となります。
※年間パスポートの有効期間は、発行日から1年間となります。有効期間中は、何度でも入館できます。
詳細は、公式ホームページをご覧下さい。
年間パスポートの特典
年間パスボートに、期間中の入館回数の制限は無いので、じっくり淡水魚の観察や夏休みの課題にしたい人には、最適です。3回目からお得になります。
年間パスポートの発行には、写真撮影が必要なため、必ず本人が手続きを行って下さい。
年間パスポート引換券は、セブンイレブン・チケットぴあ、でも販売しています。(割引はありません)
- 同伴者は入場料が10%OFF(最大5名まで)
- ミュージアムショップ「Fish Tank」で5%OFF(一部の商品を除く)
- レストラン「AROWANA GARDEN」でソフトドリンク無料&ソフトクリーム100円引き
※レストラン「AROWANA GARDEN」では、食事(ファーストフードを除く)を注文する必要があり、支払いは現金のみです。
有効期限前に更新手続きをすると、期限までの長さによって、次回の更新期限が延長されます。
前売り券
- セブンイレブン:マルチコピー
- ローソン/ミニストップ:Loppi
- ファミリーマート:Famiポート
- サークルK・サンクス:Kstation(ケイステーション)
- チケットぴあ
入館する際の窓口での混雑を避ける為の前売り券で、割引はありません。大型連休やお盆などには、混雑する事があります。
春から夏にかけての土日は、かなり混雑します。
入場料の割引券・クーポン券
提携している各種旅行・遊興施設利用・福利厚生サービスにより、料金の割引を受けられます。
- JAFの会員証をお持ちの方は、アクアトト岐阜の入館料が割引になります(10%割引)
- セゾンカードをお持ちの方は、アクアトト岐阜の入館料が割引になります(10%割引)
- デイリーPLUSの会員になると、アクアトト岐阜の入館券が割引料金で入手できます(10%割引)
- ベネフィットステーションを導入している会社の社員の方は、アクアトト岐阜の入館券が割引料金で入手できます(10%割引)
詳細は、情報サイトを参照下さい。
アクアトト岐阜の評判・口コミ
毎年行ってます。
岐阜県民にはなじみのありすぎる魚が見れます。水族館にいる魚が近所にもいると思うと私は親しみを感じます。
川つながりで、世界の川の生き物もいます。どうぶつの森をやってる人にもあーピラルクー!とかイトウ!とか本物をみられます。
アシカショーかわいい。
鮎とかに餌をやるところも、夏にはなんだか涼しいイメージで好き。
外の公園も楽しいです。イベントで子供がやりたがるとお金を結構使います。無料でも沢山遊べます。川のツアーとか、川の岩滑りみたいなのも楽しかったー。
岐阜の川だけでなく世界の有名な川の様子なども見られるため、見ごたえはあります。
日本の魚であれば、魚釣りが趣味の方や料理人の方など、詳しい方なら見てすぐに判別できます。
そうでなくてもどこかで聞いたことのある名前の魚が多いので親しみがわきます。
世界の川では巨大な魚が口を開けて泳いでいたり、見た目に美しい魚もいますので見ていて楽しいです。
また川辺にいるカワウソやカエル、アオダイショウなども展示されていたり、なぜかカピバラや大きなリクガメもいたり、なぜかアシカショーもあって、魚以外に興味がある人も楽しめます。
土日は混みますので駐車場探しは覚悟した方がいいかも。
東海地区で比較的アクセスしやすいのが、名古屋港水族館とここだと思う。
魚の種類、また見やすく導線が考えられていて、混み合うなかでも楽しめる。
名古屋港水族館と比べると、海外客があまりいないので、静かにゆっくりと楽しめる。
こどもたちは、カエル、メダカ、などの小さい魚や爬虫類が好きなのか、一生懸命に見ていた。アシカのショーもクオリティが高く、カワウソも非常に可愛い。
カメ、カピバラのえさやりなどの楽しめるイベントも豊富で、生物や魚との距離感が近いと感じた。
また、岐阜の長良川にすむ水生成物が展示してあり、こどもたちと長良川について興味関心を持たせることができた。
ほとんど高評価という、かなりの好印象です。
特に、お子様連れには、大人気。カワウソやゾウガメ、カピバラ、アシカなどがいるので、放っておいても大興奮で、満足度も高いようです。
年齢の低い子供って、動くものに反応しますからね。
アシカは、ショーもありますし、カワウソは至近距離から見学できます。カピバラには餌をやる事もできます。
「複数回行った」、「毎年行ってる」、「夏には必ず行く」という方も、ちらほら。
まとめ
最近の水族館には、傾向が顕著ですが、工夫を凝らした展示が楽しげですね。
淡水魚と聞いて、小さい魚ばかり想像していると、アマゾン川やコンゴ川の大魚やオオナマズの巨体に驚くこと請け合いです。
また、時間帯が限られますが、餌やりの様子もイベントとして見応えがありますので、時間が合えば見学したいところです。
水族館としては、体験型のイベントが多く、カピバラに餌をやれるのは、モフモフ好きにはタマラナイと思います。
カピバラは、現地語で「草原の支配者」という意味ですが、平和主義者で、鳥が背中に止まっても気にせず、時にはワニと一緒に日向ぼっこするカピバラが、腕力や武器で勝る他の生物をさしおいて、この敬称を頂いているのは、興味深いですよね。
また、周囲には、水流のある川を巡らした公園があり、BBQ施設や水遊びスペースもあるので、アウトドア派にも気軽に楽しめるピクニックコースとして、お勧めです。