箱根駅伝2020中央大学・藤原正和監督の経歴・プロフィール・実績・選手時代・評判まとめ

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中央大学は箱根駅伝2019で予選会を8位で突破し、本戦では総合11位と、惜しくもシード権を逃してしまいました。

箱根駅伝2020の予選会では、10位でかろうじて本戦への出場権を得たものの、チームのメンバーは複雑な表情を浮かべていました。

箱根駅伝2017で本戦出場権を逃す悔しい思いをした中央大学も、箱根駅伝2018で復活を遂げ、箱根駅伝2019でも総合順位を上げてきています。

箱根駅伝2020の予選会から気迫で挑んだ中央大学の、本戦での健闘に注目が集まります。

今回は、箱根駅伝2020中央大学・藤原正和監督の経歴・プロフィール・実績・選手時代・評判をまとめてみました！

1 箱根駅伝2020中央大学・藤原正和監督の経歴・プロフィール
- 1.1 プロフィール
- 1.2 経歴
2 箱根駅伝202中央大学・藤原正和監督のエピソード
3 箱根駅伝2020中央大学・藤原正和監督の指導者としての実績
4 箱根駅伝2020中央大学・藤原正和監督の選手時代の実績
5 箱根駅伝2020中央大学・藤原正和監督の評判・評価
6 まとめ

箱根駅伝2020中央大学・藤原正和監督の経歴・プロフィール

プロフィール

名前：藤原　正和（ふじわら　まさかず）

生年月日：1981年3月6日

年齢：38歳

出身：兵庫県神崎郡大河内町

身長：167cm

体重：54kg

出身高校：兵庫県立西脇工業高等学校　卒業

出身大学：中央大学文学部　卒業

経歴

中学・高校時代

藤原正和監督は、中学校の頃から陸上を始めました。すぐに才覚を現し、全日本中学校陸上競技選手権大会では、3,000m障害で2位という成績を残しました。

高校生の時は故障に悩まされましたが、高校3年生でインターハイ3,000m障害に出場し、3位という成績を収めています。また、第49回全国高校駅伝では2区を走り、西脇工業高校2年連続の7度目の優勝に貢献しました。

大学時代

中央大学に進学すると、長距離トラック・駅伝で中心選手として活躍します。

大学1年生～大学4年生まで、三大駅伝と呼ばれる「箱根駅伝」「全日本駅伝」「出雲駅伝」の全ての大会に出場を果たしています。

大学1年生～3年生の時には、箱根駅伝で山登りの5区を走り、1年生の時には区間賞も獲得しています。また2年生の時には、中央大学37年ぶりとなる往路優勝のゴールテープを切りました。

大学4年生の時の箱根駅伝では、5区ではなく花の2区を担当しました。2区でも素晴らしい走りを見せ、3区の戸塚中継所にトップでタスキを繋ぎ、区間賞も獲得しました。

駅伝以外でも、大学2年生の時に出場した、中国・北京で行われたユニバーシアードの男子ハーフマラソンで優勝しています。

また、大学4年生の時に、世界陸上選手権男子マラソン代表選考会を兼ねた第58回びわ湖毎日マラソンに出場した際に、日本人トップとなる総合3位入賞を果たしています。

この時のタイムは、日本学生最高記録を塗り替える新記録となり、世界陸上パリ大会の代表選手に内定しました。

社会人時代（ホンダ所属時代）

大学卒業後はホンダに入社し、数々の選手権大会に出場しています。

大学4年生の時に掴んだ世界陸上パリ大会の出場権ですが、右腸脛靭帯炎を発症し、大会出場を断念しました。

その後、肝機能低下など体調も思わしくなく、思うように走れない日々が続いたそうです。

その後数々の大会に出場し健闘していましたが、最後にはやはり故障に悩まされました。

2016年に出場予定だった、世界陸上選手権男子マラソン代表選考会を兼ねた第71回びわ湖毎日マラソンも、右足脛部の疲労骨折により欠場となりました。そして、リオ五輪男子マラソン日本代表入りを断念することとなりました。

その直後、現役引退を表明し、ホンダを退社しました。退社と同時に母校である、中央大の陸上部駅伝監督に就任しています。

箱根駅伝202中央大学・藤原正和監督のエピソード

藤原正和監督は、母校・中央大学の陸上部駅伝監督に就任すると、成績不振が続くチームに対し6つの大きな改革をしました

藤原正和監督の改革①

・挨拶をする

・整理整頓をする

・約束を守る

・練習に遅刻しない

・報告、連絡、相談をきちんとする

という基本的なことを徹底してやらせるということです。人間として、チームという組織の中の人間として当たり前にできていなければならないことを、今一度徹底しようという考えですね。

この改革内容から、当時の中央大学陸上部の選手たちの実態が浮き彫りになるかと思います。

藤原正和監督の改革②

藤原正和監督は既に結婚しており家族と暮らしていましたが、単身で学生たちと同じ寮に住み込みを始めます。

学生たちと同じ環境で同じ時間を過ごし、相互の理解を図りたいという思いからの行動です。

やるからには徹底的にやるという、藤原正和監督の意気込みが感じられる改革です。

藤原正和監督の改革③

5,000mを2本やラストの400mを全力で走るなど、選手に高い質のスピード感を身につけさせる練習を取り入れています。

駅伝の長距離にはやや関連が薄いように思われますが、きっと藤原正和監督の選手時代の経験から考えられた練習メニューなのだと思います。

この練習が長距離でどう活きてくるのかは、中央大学の今後の走りに注目です。

藤原正和監督の改革④

上級生の原付バイク使用を禁止しました。

藤原正和監督の改革⑤

月に4回あった門限無しの日を、月1回に減らしました。

藤原正和監督の改革⑥

主将を4年生から1年生に変更しました。

藤原正和監督には、これらの厳しい改革を経てバラバラだったチームを一つにまとめ上げたいという強い思いがあります。改革が選手やチームをどう変化させるのか、期待が高まります！

箱根駅伝2020中央大学・藤原正和監督の指導者としての実績

2016年3月から母校の中央大学で監督を務めていますが、同年10月の予選会では思わぬ結果を招きます。

予選会で本戦出場権を得るのは、上位10チームのみです。中央大学は、予選会10位通過の日本大学と44秒という大差をつけられて11位という結果に終わり、本戦出場を逃しました。

それまで中央大学は箱根駅伝の連続出場87回という記録を持つ、伝統校です。箱根駅伝連続出場記録もここでストップし、大変屈辱的な結果となりました。

しかし翌年の箱根駅伝2018予選会では3位突破で本戦出場権を掴み、中央大学の箱根駅伝復活を果たしました。本戦では総合15位という成績を残しました。

箱根駅伝2019の予選会は8位で突破し、本戦において総合11位という成績でした。

箱根駅伝2017の予選落ちという屈辱から、見事リベンジを果たし、本戦総合順位を上げてきました。

箱根駅伝2020の予選会は1位通過を目標に掲げていましたが、結果は出場ボーダーの10位という結果でした。本戦出場を果たすも、悔しがる選手たちの姿に成長を感じます。

本戦でどんな走りを見せてくれるのか期待です！

箱根駅伝2020中央大学・藤原正和監督の選手時代の実績

藤原正和監督の実業団選手時代の成績を詳しく見ていきましょう。

2003年の世界陸上パリ大会では、日本代表選手として内定していましたが、ケガのため欠場しています。この時日本代表は団体戦で金メダルを獲得しています。

2010年の東京マラソン2010では、雨が降りしきる悪天候の中でしたが、男子日本人選手初となる優勝を飾っています。

2012年に出場した東京マラソン2012では、ロンドンオリンピック代表選出を狙っての出場でしたが、結果は31位と残念な結果に終わってしましました。

世界陸上選手権男子マラソン代表選手内定を見据えた2013年の第68回びわ湖毎日マラソンでは、日本人トップの4位でゴールしますが、タイムが選出基準に及びませんでした。しかし、世界陸上男子マラソン日本代表に名乗りを挙げ、正式に代表選手として選ばれることになりました。

2013年には10年越しで世界陸上選手権に出場しました。世界陸上モスクワ大会では、8位入賞は果たせませんでしたが、日本人では2番目の14位という成績を残しました。

2014年に第68回福岡国際マラソンに出場すると、日本人ではトップの4位入賞を果たしています。

2015年の世界陸上北京大会では、3度目の代表選手内定を獲得しました。結果は日本人男子トップの21位でしたが、目標としていた8位入賞はできませんでした。

2016年のリオデジャネイロオリンピックの日本代表選出からは漏れてしまいました。その後、右足脛部の疲労骨折により参加予定だった第71回びわ湖毎日マラソンを欠場することとなりました。

これを機に現役引退を表明し、ホンダを退社しています。

箱根駅伝2020中央大学・藤原正和監督の評判・評価

藤原正和監督の、監督就任後の斬新な改革とその後の中央大学の成績について、ネットでは賛否両論あるようです。

新しいことをすれば反発はつきものなので、仕方のないことかもしれません。

結果がついてくれば、周りもきっと納得すると思うので、今後の活躍に期待です！

【☆藤原正和☆中央大学の陸上部駅伝監督に就任】

ついに来ました！

シードを落としてから４年…
悪い流れが続いていた中央大学

そんな中大に実力・実績ともに抜群の
藤原正和新監督が就任しました★

まずはシード権獲得
そして1996年以来の☆総合優勝☆
を期待してます♪

— ケ厶73_DAL＆OKC,BKN (@shimon_nba) March 9, 2016

学生マラソン記録を打ち立てた藤原正和現中央大学監督の当時の練習メニューを作っていた小川智部員（だよね）が、ホンダの監督に就任のようですね。お互い監督としてどんな成果を残していけるのか、楽しみですね。

— 道良寧子℠ (@doramao) March 21, 2019

#世界陸上男子マラソン。日本の3選手の走りに期待。中央大学陸上部の藤原正和監督は前回大会の日本代表。日の丸を背負っていた実力者が、母校のために選手と寝食を共にして熱心に指導してくれることに改めて感謝。陸上部のみんなには、感謝の気持ちを持ってこの夏の苦しい練習を乗り切って欲しい。

— 野村修也 (@NomuraShuya) August 6, 2017