さて、上のイラスト画像を見て、懐かしさを感じる人も多いのではないでしょうか。
90年代のアニメーションで、一つの流行りを作っていた、「萌え絵」。
キャラクター・デザインを担当した絵師によって、様々な特徴を持ったキャラクターがビジュアル化されましたが、その中でも、ディフォルメ方向に極端に振った絵柄がありました。
その代表的な一人が、現在は漫画家として活躍していらっしゃる、
ことぶきつかさ(寿つかさ)さんです。
同人誌活動・ガレージキットの自作販売と、ある意味、当時のオタク道のエリート街道を歩んでこられた、
ことぶきつかさ(寿つかさ)さんは、「機動戦士ガンダム」のサイドストーリー漫画の仕事で、本格的にデビューします。
それからは、主にゲームのキャラクターデザインや、コミカライズ、ライトノベルのイラスト、DVDのボックスアートなど、イラストレーター、漫画家として活躍されています。
目次
ことぶきつかさ(寿つかさ)のプロフィールと画像
https://twitter.com/Kaz6801/status/1141734819283386368
※漫画家・イラストレーターの方の多くが、自画像画を名刺代わりにされているので、御本人の画像は珍しいです。
- 生年月日 1970年4月28日(49歳)
- 出身地 日本 東京都
- 職業 漫画家、キャラクターデザイナー
ことぶきつかさ(寿つかさ)の作品
漫画
- いけ!いけ!ぼくらのVガンダム!!(1994年)
- ことぶきつかさ短編集 いけ!いけ!ぼくらのVガンダム!!(2012年)
- 哀・機動男(日本国外)(1994年 -未完 )(全3巻)
- アキハバラ電脳組 パタPi!(1998年)
- ラグナロクコミカライズ(2001年 – 2003年)(全3巻)
- 機動戦士Ζガンダム デイアフタートゥモロー ―カイ・シデンのレポートより―(2006年 -2008年 )(全2巻)
- 機動戦士ガンダム デイアフタートゥモロー ―カイ・シデンのメモリーより―(2009年 -2012年 )(全2巻)
アニメーション
- 餓狼伝説 -THE MOTION PICTURE-劇場作品(1994年)(キャラクターデザイン/コスチュームデザイン/原画)
- 闘神伝OVA版(1996年)(キャラクターデザイン原作/アニメ用コスチュームデザイン/パッケージイラスト)
- VS騎士ラムネ&40炎(1996年)(キャラクターデザイン)
- セイバーマリオネットJ(1996年)(キャラクターデザイン原作/小説挿絵)
- またまたセイバーマリオネットJ OVA作品(1997年)(キャラクターデザイン原作)
- セイバーマリオネットJ to X(1998年)(キャラクターデザイン原作)
- アキハバラ電脳組(1998年)(ビジュアルディレクター/キャラクターデザイン/メカニックデザイン/原画)
- アキハバラ電脳組 2011年の夏休み(1999年)(キャラクターデザイン/メカニックデザイン)
- ガンドレス(1999年)(作画用キャラクターデザイン)
- 銀装騎攻オーディアン(2000年)(コスチュームデザイン/メカデザイン/絵コンテ/原画)
- 神魂合体ゴーダンナー!!(2003年)(サブメカニックデザイン/原画)
- ダンテズ・インフェルノ(2010年)(アニメパート用キャラクターデザイン)
- スーパーロボット大戦OG -ジ・インスペクター-(2010年)(メカニックデザイン/原画)
- 爆獣合神ジグルハゼル(2013年)(キャラクターデザイン/原画)
- ガンダムビルドファイターズ(2013年)(OP原画/原画)
- 蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ-(2013年)(EDカード)
- ストレンジ・プラス (2013年)(EDカード)
- 機動戦士ガンダム THE ORIGIN(2015年)(キャラクターデザイン、作画監督)
- 転生したらスライムだった件(2018年)(原画)
- 劇場版シティーハンター 〈新宿プライベート・アイズ〉(2019年)(サブキャラクター[* 2]デザイン)
- ポプテピピック(2019年)(#13オープニングキャラ作画監督)
小説挿絵
- バトルファイターズ餓狼伝説(1994年)
- ヴォルハドの剣(1995年)
- ストリートファイターII(1)(1995年)
- セイバーマリオネットJシリーズ(1995年 – )
- グルービー!グルービー!(1999年)(未単行本作品)
- アキハバラ電脳組(1999年)
- アキハバラ電脳組〜2011年の夏休み〜(1999年)
- ハーモナイザー・エリオンシリーズ(2003年 – )
- 裏閻魔(キャラクターデザイン・イメージイラストのみ)(2011年 – )
- ツカレルナ!(2012年 – )
ゲーム
- 闘神伝シリーズ(1995年)(キャラクターデザイン)
- ザ・キング・オブ・ファイターズ’97(1997年)(SPチーム用ED原画)
- セイバーマリオネットJ・バトルセイバーズ(1997年)(キャラクターデザイン)
- 銀河お嬢様伝説ユナ(1997年)(ゲストキャラクターデザイン)
- サウザンドアームズ(1998年)(主人公サイドキャラクターデザイン原案)
- アキハバラ電脳組パタPies!(1999年)(キャラクター&パタPiデザイン監修)
- NO MORE HEROES 英雄たちの楽園(2010年)(PS3版特典イラスト)
- ガンダムブレイカー2(2014年)(キャラクターデザイン)
- 雷電V(2016年)(キャラクターデザイン)
- ファイアーエムブレム ヒーローズ (2017年)(一部キャラクターデザイン)
ことぶきつかさ(寿つかさ)のガンダムなどのイラスト
機動戦士ガンダム漫画
『デイアフタートゥモロー カイ・シデンのメモリーより』https://t.co/a8wTeZnpGF
機動戦士Zガンダム漫画
『デイアフタートゥモロー カイ・シデンのレポートより』https://t.co/AMf89WMqTr
各二巻絶賛発売中 pic.twitter.com/Zcd2QVIAxe— ことぶきつかさ (@t_kotobuki) January 22, 2017
「アキハバラ電脳組」Blu-ray BOX 発売記念イベントなんだし絵でも描くかとイベント始まってから描き出す手際の悪さイラストつぐみちゃんもみあげ剃り込まないバージョン #アキハバラ電脳組 pic.twitter.com/OG6ttXHpoa
— ことぶきつかさ (@t_kotobuki) February 5, 2017
※イラスト関係は、版権が厳しいので、御本人のTwitterから投稿されていたものを掲載しました。
間違えやすい同名の有名人
芸人のコトブキツカサ
芸能事務所ナチュラル・エイト所属の芸人。
1995年に、お笑いコンビ「ピテカンバブー」を結成。
ホリプロに所属して、ライブ・テレビ・ラジオで活躍。2000年に解散。
解散後は、ピン芸人として活動する一方、クリームシチューの有田哲平さんの付き人を始めます。
この縁で、くりぃむしちゅーや、マツコ・デラックスの番組の前説を担当する事が多くなり、「前説芸人」と自称しています。
最近では、年間500本の映画を観る趣味を生かして、映画心理カウンセラーという活動もなさっています。
マツコ・デラックスの番組「夜の街を徘徊する」で、アニメの街・上井草を取材した回(番組中に、ことぶきつかさ(寿つかさ)さん登場)でも、同名がネタにされていました。
宝塚の寿つかさ
典型的な検索誤認ですね。読み仮名展開すると、すべて同じになってしまうので、良く混同されるのだと思います。
マツコ・デラックス「夜の巷を徘徊する」出演のツイッターの反応
https://twitter.com/tokano_sniper/status/1141735870661218304
マツコ・デラックスさん「夜の巷を徘徊する」でサンライズ訪問している回見てるけど超面白い……と思ったら、ことぶきつかさ先生が登場しビックリ!! 初めてお顔拝見したけどイケメンで23歳年下の奥さんがいるのかよぉぉぉーー( ̄▽ ̄;) https://t.co/Ek4Lk0q7nJ pic.twitter.com/xs2cd3DnO6
— 劇場版グランツーリスモが現段階で今年のベストワンムービーだった@ジャンクハンター吉田 (@Yoshidamian) June 20, 2019
初めてことぶきつかさ氏を観たw #夜の巷を徘徊する
— えかきどう/お仕事募集中 (@E_K_D) June 20, 2019
やはり、雑誌の取材で写真を撮られでもしない限り、
御本人の画像が出回る事は無いので、有名人の割に「初めて見た!」という人が多いですね。
オタク文化やアニメーションに興味が無い方でも、あの絵柄が一時期本屋のポスターで目立っていた事を、ご記憶の方は多いと思います。
御本人は、余り時代の象徴みたいな取り上げ方をされるのを、好ましく思っていないみたいですけどね。
まとめ
中学時代から「寿司」の名前で、同人誌活動を始めて、高校時代には、商業誌で漫画やイラストの仕事を始めていたそうです。
20歳頃に、漫画家の園田健一さんの元でアシスタント修行。機動戦士ガンダムのサイドストーリーのコミカライズで、漫画家デビューをします。
キャラクターデザイナーとして、ゲームに深く関わる一方、ストーリーを起こしてコミカライズする仕事を中心に活動をします。
ライトノベルの「セイバーマリオネット」のイラスト画で、独特のタッチが原作人気と合わせて、ブレイクし、書店のポスターとして賑わかしました。
その為、ことぶきつかさ(寿つかさ)さんの名前を知っていても、御本人のビジュアルを知らない人が多いんですね。
マツコ・デラックス「夜の巷を徘徊する」の番組内でのご様子ですと、ガンダム関係のお仕事も、なさっているようで、健在ぶりがファンには嬉しいですね。