朝日新聞
中年男性が、炎天下にシャツから腹を出して暑さをしのぐ行為を、「北京ビキニ」と呼んで、中国では広く定着しています。
しかし、この度、当局が「非文明的」として、このスタイルで出歩く事を規制する動きに出ました。
北京は、夏には暑くなる地域で、北京オリンピックの時も、夜中に寝巻きのまま歩き回るスタイルが、北京市の肝いりで、禁止行為になりました。
若者からは、こうした規制の動きを歓迎する声が多いですが、年配の方からは、夏の風物詩となっている独特の避暑対策が無くなるのは、寂しいという声が出ています。
賛否両論のある「北京ビキニ」規制について、調べてみました。
北京ビキニとは?画像も
こう言うスタイルを北京ビキニと呼ぶのか。このくらいいいんじゃないかとも思うけどね。 pic.twitter.com/rVcrz5TaUI
— Green Pepper (@r2d2c3poacco) July 7, 2019
上海にいた頃、私が常連だった市場のお店。時間見誤って買い物に行くとお昼寝中だったり。朝ご飯作りながら(なんとこの空間で調理w)接客してたり、気さくで良いご夫婦だった。当然夏は北京ビキニだった。それもまたいい pic.twitter.com/1i4c1P0G8z
— 茉莉商店店長 (@nenenotebook) July 6, 2019
百聞は、一見にしかずです。まずは、実物を見てみて下さい。
つまり、上着をはだけて、シャツをめくりあげて、お腹や胸を外気に晒すスタイルで歩き回る事ですね。
昭和の時代にいた、ランニングシャツ一枚で歩き周っている、おじさんと同じ感じですね。
北京ビキニの禁止理由
当局から「非文明的」と断定されたようです。
ここのところ、当局は、「シャツを脱いだ状態」や「体のみだらな露出」など、公共の場所での不適切な格好を取り締まる方針で、他にも公共の場所での口論、列を飛ばす行為、ごみのポイ捨て、「非文明的な犬の散歩」が規制対象になっているようです。
もっとも、若年者の間では、みっともない行為として、積極的に行う人は殆どおらず、高齢者・中年層の夏の風物詩と化しているようです。
全体的にも自然に見られなくなっているようですが、なかなか習慣というのは変えられないので、一部では根強く残っています。
北京ビキニの罰則
全国的な規制というよりは、自治体単位の規制になるので、地域によって罰則は違うようです。
北京に近い沿岸部の天津市では5月、シャツを着ずにスーパーで買い物をしたとして、男性が罰金を科される事案も起きています。
天津市は今年、上半身裸になる行為を禁じる法令を導入していました。
北京ビキニの規制に対する反応
中国名物、オヤジたちの腹出しルックに規制の動き。散髪のおじさん(60代)に「本当に涼しくなるの?」と聞いたら、「一回やってみろ。やみつきになるぞ」とすすめられた。確かに合理的ではある→北京ビキニ、上半身裸は「非文明的」 規制強化に嘆きも:朝日新聞デジタル https://t.co/1Fbdictsk2
— 冨名腰 隆 Takashi Funakoshi (@funakoshi_ta) July 7, 2019
https://twitter.com/GYOLOGYOLOGYOLO/status/1148371109915398144
https://twitter.com/6EhNzTHtv5jLgMt/status/1148370759602982912
まとめ
https://www.youtube.com/watch?v=S9KJPc1QxAM
若い層からすると、積極的に自分でやる気は無いけど、おじさん達が、そういうスタイルで歩き回る事について、余り厳しい批判は無いようですね。
北京の夏は、真夏日が当たり前な程暑いので、外を出歩くなら、涼をとるのにエコロジーな方法だと養護する声もあります。
北京ビキニよりも、歩きタバコを取り締まれという声もありましたね。
共産党関係者等には、徹底されているようで、罰金刑にしている自治体が多いようなので、徐々に無くなっていくのかも知れません。