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福岡県警早良署は20日、福岡市西区の会社員の男(37)を県迷惑防止条例違反容疑で福岡区検に書類送検しました。この男性の反抗手口はスマートフォンにiPhoneに標準で搭載されているアプリケーションであるエアドロップ(AirDrop)を使って、近くにいた男性のスマートフォンへわいせつ画像を送信したというもの。スマートフォンを持つのが当たり前になった現代だからこそ、起きた迷惑行為と言えます。犯人の男性は、「受信をした相手の反応が見たかった」と容疑を認めているそうです。

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誰でも被害に合う可能性のあるエアドロップ(AirDrop)痴漢について調べてみました。

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エアドロップ(AirDrop)痴漢とは?

エアドロップ(AirDrop)はアップル製のスマートフォンやタブレットに標準搭載の通信アプリケーションです。半径約9メートル以内にいる不特定多数の人に写真や動画、連絡先のデータなどを送信して共有する事ができます。Android OSのスマートフォンでも単体のアプリとして供給されていて、送信ケーブルを使わないデータ転送手段として重宝されています。

特にパソコン側のアプリケーションも準備されているので、パソコンへスマートフォンで収集したデータを転送するのに便利な他、クラウドサービスへのアクセスも用意されていて、モバイル端末で取材をしてパソコンで記事を編集するような使い方をしている人には欠かせないアプリになっています。

このアプリの設定は知人のみに受信先を絞る事もできるのですが、名刺交換や連絡先交換のコミュニケーターとしてスマートフォンを使っている場合、相手からのデータ転送を常時受け入れる設定にしている人も多いです。受信したデータは拒否する事もできるのですが、操作をする時に確認として画像などは表示されてしまいます。つまり、必ず目には触れてしまうわけですね。

これを悪用して女性などにわいせつ画像を送りつけ、反応をうかがって楽しむのがエアドロップ(AirDrop)痴漢です。現代ではスマートフォンを所持していないと、登録できないサービスも増えている為、所持率は高くなっています。また、このアプリ自体が普通の使い方をしている場合、かなり便利な為、高い確率で被害を受けるわけです。

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エアドロップ(AirDrop)痴漢の事例

わいせつ画像の他にも、キャラクターを使った煽りや捨て台詞など人を不快にさせる画像、説教や自慢など自己顕示欲を満たす画像も多いようです。いずれにしても、共有を不特定にしている事を良い事に、一方的に画像を送りつける手口は一致しています。

エアドロップ(AirDrop)は、送信側のスマートフォンに近くにいるユーザーの端末名が送信先識別として表示されます。これを見て女性らしき端末を狙って、わいせつ画像を送る手口が一般的なようです。

また、端末名で選択して送信しているだけなので、近くにいる誰の端末かは送信側にも判りません。なので愉快犯の場合、反応を見過ごすと何度もシツコク送信を繰り返す傾向があります。まったく、うざったいたらないですね…!!

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エアドロップ(AirDrop)痴漢はどんな罪になる?逮捕事例は?

それでは、こういう行為は、どんな罪に問われるのでしょうか?

わいせつ電磁的記録頒布罪(わいせつ物頒布等)

刑法第175条

  1. わいせつな文書、図画、電磁的記録に係る記録媒体その他の物を頒布し、又は公然と陳列した者は、二年以下の懲役若しくは二百五十万円以下の罰金若しくは科料に処し、又は懲役及び罰金を併科する。電気通信の送信によりわいせつな電磁的記録その他の記録を頒布した者も、同様とする。
  2. 有償で頒布する目的で、前項の物を所持し、又は同項の電磁的記録を保管した者も、同項と同様とする。

こちらは,例えばTwitterなどのSNSで自分の性器を公開した場合や,アダルトダウンロード販売サイトに,わいせつ動画をアップし販売した場合などに該当する罪ですが,「エアドロップ(AirDrop)痴漢」も該当する可能性があります。

各自治体の条例違反

ケースとしては、各自治体で設けている迷惑行為防止の条例違反に問われる事が多いようです。東京,埼玉,千葉,神奈川,大阪での条例違反の罰則は,6ヶ月以下の懲役または50万円以下の罰金と定められています。

逮捕事例

  • 電車内で二十代女性にスマホを通じてわいせつ画像を送り付けたとして,県迷惑防止条例違反容疑で三十代の会社員の男が逮捕された。(兵庫県)
  • 電車内で他人のiPhoneにわいせつ画像を送りつけたとして,和歌山県に住む会社員の男性を府迷惑防止条例違反容疑で書類送検された(大阪府)

というように、れっきとした犯罪行為に問われる事で、イタズラでは済まないケースもあります。

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エアドロップ(AirDrop)痴漢・イタズラ対策・防止の設定方法は?

エアドロップ(AirDrop)の設定を「受信しない」か「連絡先のみ」に設定します。初対面の方と連絡先やデータの送受信をする時だけ、設定を「すべての人」にして、用が済んだら設定を元に戻します。ポイントはセキュリティーにかける手間を面倒と思わない事です。操作が面倒だから不用心にしておくというのは、やはり脇が甘いと言われても仕方ありません。

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まとめ

現代社会において、便利さと危険というのは常に両天秤にかける問題になっています。便利さを追求すれば、今まで考えもしなかったプラバシーの侵害や、個人情報の流出に身を晒す危険が出てきます。しかし、多くの場合、防止する手段が用意されていて、正しく理解して使えば防止できるケースが殆どです。ネットワークは、基本的に他所とつながる事で生活が便利なるので、必要以上に警戒して機能を限定してしまったり、使わないようにしてしまうのは、賢い選択とは言えません。

セキュリティーの操作は、多くの場合で操作の手数を増やして利用を面倒にするので、やらない人も多いのですが、迷惑行為をする人は、そこを突いてきます。面倒といっても、数秒で済む話が殆どです。情報社会で必要なコストと考えて、やるのが当たり前と考え方る事が必要です。

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