車を所有している皆さん、同じ車を長年乗っていると困ることってありますよね?
その中の一つにヘッドライト(カバー)の黄ばみで古臭く見えるというものがあります。
今回は、黄ばみの原因・お安くできる黄ばみ除去の方法・やってはならない方法等を紹介していきたいと思います。
目次
車のヘッドライトはなぜ黄ばむのか?
現在の車のヘッドライトカバーに多く採用されているのは、ポリカーボネート樹脂(PC)と呼ばれている素材です。
このポリカーボネート樹脂は、加工が簡単で色々なデザインに対応できガラスの200倍の耐衝撃性を有することから幅広く使用されています。
本題のなぜヘッドライトは黄ばむのか?
ですが、
ヘッドライトカバーには劣化を防ぐために表面にコーティングを施しているのですが、
長く使うと紫外線や走行時に飛んでくる小石等でコーティングが剥落し、黄ばんでいくのだそうです。
ヘッドライトの黄ばみ除去の方法
ヘッドライトの黄ばみ除去を車販売店や修理店に頼むと、
通常の洗浄剤の能力では落としきれないため強力な洗浄剤を使用に汚れを落とした後、
表面の細かい傷を修復するために細かい研磨剤(コンパウンド)で磨き傷を消す作業をします。
ヘッドライトの黄ばみ除去作業はここまでですが、
きれいな状態を長持ちさせるためにカバー表面にガラス系コーティング剤を塗布し保護をします。
以上の作業を5,000円前後で行ってもらえるようです。
ヘッドライトの黄ばみ除去に虫除けスプレー
「ヘッドライト綺麗にしたいけど、両側合計10,000円はちょっとなぁ」と言われる方もおられると思います。(筆者もその1人です。)
そんな方に朗報(?)として「人間用の虫除けスプレーが自動車のヘッドライトの曇りがとれるらしい」という噂があるのです。
実際にやってみるとな・な・なんと黄ばみが落ちたのです。
なぜ黄ばみが落ちるのか気になりますね?
それは、虫除けスプレーの中には、虫除け有効成分ディート(DEET)が含まれており、このディートが樹脂を薄く溶かすのです。
よってディート含有量が高い虫除けスプレーほど効果が高いということになります。
注意点としては、ディートは樹脂を溶かしてしまうので汚れを落とした後、水拭きや洗い流すことによってディートを除去する必要があります。また使用する際はカバーに直接吹きかけるのではなくウエス等にスプレーを染み込ませて拭くことが必要です。
最後に表面をコーティング剤で保護することもお忘れなく。
ヘッドライトの黄ばみ除去に100均グッズ
「もっと、安上がりで何とかなりませんか?」というあなた。
調べると、100均ショップの商品で黄ばみを落とせる方法も見つけました。
1つ目は、100均ショップで売っている歯磨き粉です。
歯磨き粉には研磨剤と汚れを落とす成分が入っており、歯磨きブラシで擦っていくと良いようです。
もう1つは、下記の動画をご参照下さい。かなり本格的な黄ばみ落としを教えてくれます。
ヘッドライトの黄ばみ除去にCRC使用はマズい?
ヘッドライトの黄ばみ除去方法を調べる中で、
「ヘッドライトの黄ばみにはCRC(潤滑剤)がよい」というものがあったのですが、
プロに言わせると絶対ありえないことだそうです。
理由としてはCRCは1種の溶剤で施してあるコーティングを溶かす働きしかないとのことですのでご注意ください!
まとめ
今回は、ヘッドランプ黄ばみを除去する方法を色々ご紹介しました。
1台の車の平均使用年数は8.53年と昔に比べて長くなっている傾向です。
今回の方法も含めて車を長持ちさせ快適に使用する方法が多くあると愛着ある車にとってはいいことですね。
(自動車メーカーは困ると思いますが。。)
今回も記事をお読み頂きありがとうございました。