2020年東京五輪・パラリンピック大会組織委員会は、7月4日、五輪チケット販売の1次抽選で、1枚も当選しなかった落選者の救済策として、「セカンドチャンス」と呼ぶ、新たな抽選を実施すると発表しました。
組織委員会の予想を上回る落選者が出たのが、実施する理由です。
申し込み期間は、8月中で、応募概要は、7月中に発表の予定です。
「セカンドチャンス」に参加できるのは、1次抽選に申し込み、落選した人に限ります。
結構な数の、当選をしながらチケットの購入を見送った人がいますが、この場合は参加できません。
落選してしまった方には、朗報になりますので、「セカンドチャンス」の応募概要の発表に注目です。
目次
セカンドチャンスの内容
応募対象者
1次抽選に参加して、公式サイトから「ID登録」をして、抽選するも、「全てハズレた人」のみです。
応募できない人
- そもそも、抽選に申し込んでいない人。
- 1枚でも当選した人。
- 当選したけど、購入手続きをしなかった人。
セカンドチャンスの対象になる競技
- 人気の高い、決勝戦・開会式・閉会式は、対象外。
- 1人が申し込めるのは、競技を時間帯ごとに区切った「1セッション」のみ。
- 売り出されるチケットは1次で売れ残ったもので、倍率が1倍に満たなかった試合。
セカンドチャンスはいつから?
応募については、詳細が7月中に発表される予定です。
セカンドチャンスはなぜ実施?
- 1次に当選しながらも、7月4日の期限までに購入しなかった枚数が相当数あること。
- 現時点で、申込みの単位になる「登録ID」が、750万にまで伸び、予想外に申し込みが殺到したこと。
1つのIDで、最大30枚の抽選申し込みができるシステムだったので、制限いっぱいに申し込んで、希望のセッションに当選しなかった場合、チケットの購入手続きをしなかった人が多かったのではないかと思います。
その副作用として、1枚も当選しない落選者が大量に出てしまったのではないかと思われます。
組織委員会の方は否定していますが、抽選の歪みで出てしまった、売れ残り対策の側面が多そうです。
秋には、これとは別に2次抽選もありますので、まだ購入のチャンスはあります。
もともと、2次抽選は、先着順で受け付ける予定でしたが、サイトの混雑が予想されるので、抽選に方法が変わりました。
セカンドチャンスの申し込み方法
応募については、詳細が7月中に発表される予定です。
まとめ
今回の抽選は、ロンドン大会で採用された方法を使ったようですが、IDあたり30枚の申し込みという方法が、大量のリザーブ抽選を生んでしまい、結果として、当選してもチケットを購入しない人を大量に生んでしまったようです。
落選した人は、そのあおりをくらった形ですね。
めざましテレビ(FNN)が、街頭調査で調べたところ、8割の人が落選という結果も出ています。
実際にどの競技がセンカンド・チャンスの対象になるのかは、今後の大会組織委員会の発表を待たなくてはなりませんが、大事な事は、開会式・閉会式・決勝戦が対象になる事は、今の時点で否定されている点です。
このチケットをねらう場合、秋の2次抽選に賭けるしかありません。
具体的な競技名について、発表されなかなったものの、1試合あたりの会場の座席数のキャパシティーがある競技とされているので、サッカー・野球・ソフトボール・ボート・水球あたりが出てくるのではないかと予想できます。
後、試合数が多く、チケットの発行枚数が多い、ハンドボール・ホッケーなども狙い目かも知れません。
いよいよ、迫ってきた2020年東京オリンピックですが、毎年チケット関係はトラブルが起きやすいので、しっかりと管理・運用して欲しいものです。