女性にとって辛い数日を迎える「生理」を、「今日、生理中です」とお知らせするバッジを店員が付けるという試みをしている大丸梅田店に批判殺到で炎上している話題をご存じですか?キモイ!や、生理バッジのデザインについて詳しく調べましたのでご紹介します。
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大丸梅田店「michi kake(ミチカケ)」で生理バッジ導入
今回、話題になっている大丸梅田店は、大阪梅田にある、大丸松坂屋百貨店が運営する百貨店で、大阪駅や梅田駅から近く、B2Fから15Fまである人気のデパートです。この大丸梅田店に新しくコスメセレクトショップ「michi kake(ミチカケ)」がオープンしました。
このお店のコンセプトは「女性らしくを、新しく。」ということで、実際には何を販売しているかというと、キレイで、おしゃれになれるコスメや洋服、雑貨、女性のデリケートな悩みや不安のための漢方やサプリ・寝具などです。
公式インスタグラムのハッシュタグには、メイク、スキンケア、ヘアケア、セルフプレジャー、デリケートゾーンケア、アロマキャンドル、オーガニック、生理用品、ランジェリー、韓国コスメ、台湾漢方などあり、色々なものが販売されているようです。
今回、話題になっているのが、「生理バッチ」というものを導入することです。そのバッジ導入理由に、いままでタブー視されていた「生理」をオープンにするためとのことで、「生理バッジ」があると、来店したお客様とより親密にデリケートな悩みについて話せるからと店側は話しています。
生理バッジとは?
話題の「生理バッジ」を、誰が付けるかというと、生理中である店員が付けます。付けることは強制ではなく、店員の個人の判断に任せています。先にもご紹介しましたが、生理中の店員が「生理バッジ」を、胸に付けることにより、お客様と親密にデリケートな悩みに向き合えて、お客様の内面に寄り添えるから導入しているのです。
また、生理中だということを周囲に公表することにより、お互い気遣いできるからとも言っていて、個人や社内で気遣い合うことは大切かもしれませんが、それをお客様に公表する必要があるのかとも言われています。
【オープン取材】大丸梅田店の「ミチカケ」が導入している“生理バッジ”は人気漫画「生理ちゃん」が目印。普段から付けている紙のプレートを裏返しにするだけで着用できます。着用の判断はスタッフに委ねているそう。https://t.co/uEaHqxYmm0#ミチカケ pic.twitter.com/eMJeysEiyu
— WWDJAPAN (@wwd_jp) November 22, 2019
生理バッジのデザインは誰?キモイとの声も
デザインはマンガ「生理ちゃん」
生理バッジは、「生理ちゃん」というキャラクターを名前の下に配置したデザインです。この「生理ちゃん」ですが、なんと、二階堂ふみさん主演で映画化された作品です。映画タイトルは「生理ちゃん」で、二階堂ふみさんの他、岡田義徳さん、伊藤沙莉さんなどが出演しています。しかも、「他人の痛みに寄り添う映画」と評価され、海外進出も!
原作マンガは、小山健さんの「ツキイチ!生理ちゃん」で、第23回手塚治虫文化賞受賞を受賞しています。小山健さんとは、イラストレーターでも活躍する漫画家で、ほんわかする作風で、コピーライターの糸井重里さんのTwitterで絶賛されたこともあります。
「ツキイチ!生理ちゃん」は、ゆるく笑えるコンテンツに特化したWebメディア「オモコロ」に連載され、話題を呼び、連載をまとめた単行本を発売しました。マンガの中で、ピンク色をした「生理ちゃん」がドアから入ってくる場面は、女性が「生理が来る」というところからヒントを貰い描いたそうです。
単行本発売のサイン会では、「あなたの生理ちゃんを描きます」と聞いたファンが集まり、自分の生理の辛さを小山さんに語り、自分だけの生理ちゃんを描いて貰いました。小さな子供のファンも来店していて、その子の母親は、このマンガは性教育の導入として良かったと喜んでいたそうです。
💃まもなく公開記念舞台挨拶🕺
本日は映画『#生理ちゃん』公開記念舞台挨拶!🎤
出演者・スタッフ準備万端です🙌
お越し頂いた皆さん!ぜひぜひ楽しんでくださいね!そして映画の感想お待ちしてます😍#二階堂ふみ#伊藤沙莉#松風理咲 #須藤蓮#品田俊介 pic.twitter.com/e375ajMUw7
— 映画「生理ちゃん」 (@seirichan_movie) November 9, 2019
キモイとの声
そんなファンにとっては人気の生理ちゃんですが、「キモイ」との声もあります。今回のミチカケとのコラボのせいだとも言われていますが、生理ちゃんの作者が男性なので、男性が女性の生理のことを描いて、侮辱しているとも言われているようです。
また、ミチカケとコラボしたことにより、マンガ「生理ちゃん」に、大丸梅田店ではないのですが、「大春百貨店」としてミチカケのような店舗に勤務する女性が登場するストーリーもあり、さらに「キモイ」の声が強くなっています。
生理バッジの導入に批判殺到でネットは炎上
そもそも、生理中の店員が生理バッジを付けることに批判の声が多かったのですが、キモイの声が強い、生理ちゃんを書いた作者にも批判が及んでいます。また、生理ちゃんはミチカケや映画のコラボ以外にも、生理用品のソフィともコラボまでしています。
絶対にセクハラする男が出てくるから。
女性メインのワンフロア限定って言ってたけど他のフロアの従業員さんが弊害にあってそう。まずは公開できる環境作りからだと思う。特に日本は差別意識が強いから難しそう。#スッキリ#生理バッジ pic.twitter.com/lKYWthofbA
— ボロボロママ@子育て@ワーママ (@20180420mmmmm) November 25, 2019
https://twitter.com/puunyan51/status/1198790673995988992
https://twitter.com/kirin_chon/status/1198993701604745216
まとめ
生理バッジについて調べました。生理バッジのキャラクターデザインは、マンガ「生理ちゃん」でした。キモイと大丸梅田店に批判殺到で炎上している状況ですが、今後どのように終息していくのか見物ですね。生理バッジのせいで、映画やマンガ、ソフィにまで影響が及ばないことを祈ります。