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高齢ドライバー専用免許とは?何歳から?限定免許はいつから?

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高齢ドライバー

による事故が、増えています。

また、事故にならなくても、危険運転をしている場面を見かけた方は、多いのではないでしょうか。

まずは、この映像をご覧下さい。

https://www.youtube.com/watch?v=QdnEaYjbu6k

2019/6/5に福岡で起きた、高齢者が運転する車の暴走による事故です。

たまたま、現場近くでドライブレコーダーを可動させていた自家用車からの映像です。

2019/4/19には、池袋で高齢者ドライバーによる暴走事故が起きて、男女12名が被害にあっています。

通常の報道で使用する「○○容疑者」ではなく、「○○さん」と報道し、容疑者が元高級官僚であった事から、その扱いの差に批判が集まり、「上級国民」という言葉がネットを中心に流行りました。

さて、このような事故は、高齢ドライバー特有の現象なのか? それとも、原因は他にあるのか? 制度的な不備はないのか?

その辺りを、深掘りしていきたいと思います。

相次ぐ高齢ドライバーの事故

客観的に高齢ドライバーの事故は、どれくらい増えているのでしょう。

警視庁が公表している統計を見て見ましょう。

引用元:警視庁

 

確かに、客観的なデータで見ても、高齢ドライバーの事故は、増えていると言って良いようです。

警視庁が出している資料でも、指摘していますが、高齢ドライバー特有の事故の原因は、以下のようなものが考えられています。

  • 高齢ドライバーは空間認知能力が低下している
    • 駐車場では細かい動作が必要
    • 細かい動作が多いと、高齢者は周囲に気を配れなくなる
    • 後ろを見ながらの操作になると、位置関係や自分の足のポジションなどが瞬時に把握できなくなり事故につながる
  • 有効視野の狭窄
    • 単純に眼球に映る視野ではなく、どこかに注視した時に認識できる視野範囲のこと
    • 状況や心理要因で変化し、加齢ととともに狭まる
    • 徐々に進行するので、自覚できない事が多い

加齢による五感の衰えというのは、夏場の熱中症でも良く指摘されます。

温度の変化を感知する能力が衰えるので、発汗や喉の乾きといった身体のサインが鈍化してしまい、

気がついた時には、意識を失う程、体内の水分が不足してしまうというものです。

いずれにしても、加齢による変化というのは、自覚がしにくいものです。

 

高齢ドライバーの免許対策の現状

現在、75歳以上の高齢者で免許の更新を希望する場合、

認知機能検査と高齢者講習の履修が義務付けられています。

引用元:警視庁

 

高齢ドライバー専用免許とは?いつから?

高齢ドライバー専用免許

とは

75歳以上の高齢者で、免許更新を希望する場合、安全機能が付いた車種に限定して、許可を出す政府案の事です。

今後、警視庁・経済産業省・国土交通省などの関係省庁で

協議、法改正を進めることになりますのでまだ具体的な実施時期がいつからかは未定です。

現時点では、強制力は無く、選択で自主的に選べるようです。

そのため、実際に事故の削減につながるのか疑問の声も出ています。

尚、安全機能とは具体的には、ブレーキとアクセルを踏み間違えた時の加速抑制機能、

衝突を回避する為に自動的にブレーキをかける機能などです。

まとめ

高齢ドライバー

問題は、高齢化問題と切り離して考えられません。

単に免許を取り上げれば良いという話ではなく、

その場合、切実な問題になる、高齢者の足をどうするかという問題も出てきます。

高齢者用の電動カートが、良く見られるようになった事からも判るように、

高齢者は、当たり前にできていた事が、身体機能の衰えで、できなくなります。

住んでいる場所によっては、運転免許書を年齢で取り上げる事は、生活ができなくなる問題も引き起こします。

また、当然ながら、公共の利益の為に、個人の権利を、どこまで制限するかという問題も出てきます。

高齢ドライバーの事故が増えているのは、高齢社会化する日本の縮図なのかも知れません。

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