今女子中高生に大人気のタピオカミルクティー、それに含まれるタピオカで健康被害が起きる例があるそうです。今回は、そんなタピオカの原料・健康被害の詳細・その原因を書いていきたいと思います。
タピオカの原料
タピオカの原材料は、キャッサバという南米原産のイモの1種です。サバンナや熱帯雨林気候でよく栽培されています。
このキャッサバをタピオカにするのは少々手間で、キャッサバはそのままで食べるとシアン化合物が含まれていて中毒を起こします。よって天日干しや加熱乾燥、発酵等の方法によって毒抜きをしなければなりません。
その後、イモに含まれるデンプンを水で溶き加熱をします。加熱され糊状になったものを容器に入れ回転させると雪だるま式に粒状の物ができこれを乾燥させると「タピオカパール」が出来上がります。
このタピオカパールを2時間ほど茹でて戻したものが、皆さんの食べているタピオカとなります。
タピオカにアレルギー物質!?反応と症状は?
この問題は、40代女性のツイッター投稿から始まります。甲殻類アレルギーを持つというこの女性がコンビニエンスストアで購入したタピオカミルクティーを飲食したところアレルギー反応が起こったというのです。
このアレルギー反応は、甲殻類アレルギー特有のもので、頭ののぼせ、内臓の不調、吐き気などの症状があったそうです。
黒いタピオカの着色料がヤバイ!
この女性は、「ファミマのタピオカミルクティーを何気なく飲んで、急に体調不良…よく見たらタピオカにイカスミ色素が!」「アレルギーの皆さん、気をつけてください…」とツイッターに書き込んでいます。そうなんです!!タピオカミルクティーのタピオカの黒色が問題だったのです。
ファミマのタピオカミルクティーを何気なく飲んで、急に体調不良・・・よく見たらタピオカにイカスミ色素が!甲殻類アレルギー発症してツラすぎる・・・まさかタピオカミルクティーで甲殻類入ってると思わなかった・・・
アレルギーの皆さん、気をつけてください・・・#タピオカ #甲殻類 #アレルギー— やのくみこ (@Kumiko_33) June 27, 2019
路面店舗などで売っているタピオカミルクティーのタピオカはカラメルなどで色付けされているのですが、コンビニのそれは、イカ墨によって色付けをしていたのです。マスコミがコンビニ各社に確認したところ「イカ墨のほうが黒色がはっきり出るので使用している。」そうです。
コンビニで販売されている主なタピオカ入りチルド飲料
<ファミリーマート>
・タピオカミルクティー
・ほうじ茶黒蜜ラテ
<ローソン・ナチュラルローソン>
・岩塩クリームタピオカミルクティー黒糖蜜入り
・タピオカチーズティー
<セブン‐イレブン>
・タピオカほうじ茶ラテ
「ほうじ茶黒蜜ラテ」は着色料に炭末を使っていたが、そのほかはすべて「イカスミ」。
パッケージにはいずれも「いか」が含まれていると記載してありました。
まとめ
今回の件、商品パッケージにはアレルギー対応として(イカスミ)との表記があったそうですが、女性もまさかデザートで食すものにイカ関連の物質が入っているとは想像できなかったでしょう。
食品に関しての新商品や技術革新が進むこの時代、アレルギー関連の表示方法を考える出来事になったと思います。
今回も記事をお読み頂きありがとうございました。