渥美清の晩年の真相は？本当の死因やお別れの会・お墓の場所は？

2019年12月5日（木）19時57分からフジテレビ系にて放送の「直撃!シンソウ坂上」において「寅さん」として国民的人気のあった、俳優・渥美清（あつみきよし）さんが取り上げられます。

今回は、渥美清（あつみきよし）さんの晩年とその死の真相について調査していきたいと思います。

1 渥美清のwikiプロフィール・本名・身長・血液型・出身など
- 1.1 渥美清のプロフィール
2 渥美清の晩年と死の真相
3 渥美清のお別れの会
4 渥美清のお墓の場所は？
5 まとめ

渥美清のwikiプロフィール・本名・身長・血液型・出身など

まずは、渥美清（あつみきよし）さんのプロフィールを紹介していきましょう。

渥美清のプロフィール

本名 : 田所康雄（たどころやすお）

生年月日 : 1928年3月10日

没年月日 : 1996年8月4日（享年68歳）

出身地 : 東京府東京市下谷区（現東京都台東区）

身長 : 169cm

血液型 : B型

職業 : 俳優・コメディアン

ジャンル : 映画・テレビドラマ・舞台

活動期間 : 1951年～1996年

渥美清の晩年と死の真相

渥美清さんは、子供の頃も病弱で若い頃には結核によって右肺を切除するという満身創痍の体でしたが、「男はつらいよ」において車寅次郎役を演じられます。

晩年には、立って演じるシーンを極力少なくするなどの配慮もされましたが、立っているのも辛いようで、撮影の合間に小道具であるトランクをイス代わりに座っている姿が多く見られたようです。

1991年末に公開された44作目には、山田洋二監督に対して「スタッフに挨拶されて、それに笑顔で答えることさえ辛いんです。スタッフや見物の方への挨拶を省略していただきたい」と語ったそうです。

1991年には、肝臓癌が見つかり、1994年には肺に転移しているのが分かりました。主治医は「映画出演は不可能だ。」と言いましたが、病躯を押して47作48作と出演をされます。これは奇跡なことでした。

1996年に49作目となる高知ロケを前に体調を崩し手術を受けましたが、癌の転移が広がり既に手遅れの状態でした。1996年8月4日午後5時10分、転移性肺癌のため順天堂大学医学部附属順天堂医院にてこの世を去りました。享年は68歳でした。

渥美清さんは、遺言を残しており「俺のやせ細った死に顔を他人に見せたくない。骨にしてから世間に知らせてほしい。」これを守った奥様は、家族だけの密葬の後、東京都荒川区内の町屋斎場で荼毘に付されました。その死の2日後に初めて映画スタッフには伝えられ、世間には3日後の1996年8月7日に松竹から公表されました。

https://youtu.be/iPtX2Fofvak

渥美清のお別れの会

渥美清さんの葬儀は、遺言により家族による密葬で行われた為、1996年8月13日に松竹大船撮影所で「寅さんのお別れの会」が開かれました。「男はつらいよ」の関係者はもとより、歴代作品のマドンナやなにより寅さんを愛した約4万人のファンが詰めかけました。

弔辞は、「男はつらいよ」の監督である山田洋二さんが読み上げました。

5年前に渥美さんの病気を知り、予断を許さないのは知っていました。体の衰えが目立ち始めて、小島の急な坂を登るときは、とてもつらそうだった。この時、この陽気な男が、映画から手を引く日も近いと思っていました。そろそろ解放してあげたい、と思いながら、もう一作だけ、もう一作だけ、もう一作何とかと思って48作も撮ってきました。医師から、正月遺作となった映画に出演できたのは、奇跡といわれました。ああ、悪いことをしました。後悔しています。つらい思いをさせてすいませんでした。7月に入院して、肺の手術をした後、経過が思わしくなくて、ベッドに起き上がることも出来ず、うつむいたままと聞きました。何故そんなに苦しめたのか。27年間、映画を作る喜びを与えてくれてありがとう。スタッフも幸せでした。心からお礼を申し上げます。

その後、その功績をたたえ国民栄誉賞が贈られています。